1年9ヶ月の気仙沼

先日、気仙沼に行ったときのこと。

朝、旅館の近く散歩した時の写真です。
写真の左側にある大鍋屋本館という旅館に泊ったのですが、
こちらも2階部分まで津波を受け、
引き潮の際、避難してようやく難を逃れたという話でした。
よく「高台に避難」と聞きますが、リアス式海岸の地形というのは、
本当に高低が急なんですね。行ってみて初めて実感しました。

辺りは、さすがに瓦礫は片付けられている所も多かったですが、
復興とは程遠く、空き地や被災した建物が残されているような状態でした。

ボランティアの合間にバスに乗って
地元の方に被災地を案内して頂きました。

安破山からの眺望
現在、更地のように見える所ほとんどに建物が建っていたそうです。
かなり内陸の方まで津波が来ているのが分かります。

商売をやっていた方などは、全財産を津波に流された上、保証もない中、
一から生活を立ち上げるべく営業を再開されているそうです。
同じ自営業として、身につまされます。

また震災の時は、3週間もお風呂に入れなかったそうで、
「もしかすると、戦時中とはこんなものかも」とまで感じたそうです。

第18共徳丸
震災を語るモニュメントとして残そうという案もあるそうですが、
地元の方の中には、辛い記憶が呼び起こされるという声もあり検討が続いてるそうです。
バスを降りて見学する際、地元の方が、
「写真を撮るのは構わないのですが、
とても多くの方が亡くなられた場所ですので、笑いながらは撮らないで下さい」
とおっしゃっていたのが記憶に残っています。