シスレー展に行って来ました。

練馬美術館のアルフレッド・シスレー展に行って来ました。
朝イチで行ったのですが、結構混んでましたね。
明日、明後日まですが、午後は混雑すると思います。

シスレーの作品は20点程で多くはないのですが、
おおよそ秀作ばかり楽しめました。
実物をこれだけまとめて見たのは初めてです。
どれもとても丁寧に描かれています。

僕は風景画が好きということもあって、
印象派の中ではシスレーが一番好きなんです。
しかし、日本ではモネ展はあっても、シスレー展はあまりないので、
ずっと楽しみにしていました。

シスレーは良作が多く制作点数も多いのに、
なぜか今ひとつ正当な評価を受けていない気がします。
同時代のモネやルノアールにも、決して劣らないと思っています。
印象派の技法で愚直に風景を描き続けた生涯だったようですが、
今回の展示を見ても、ものすごく繊細な描写力を感じました。

風景画を屋外で制作すると感じることですが、
光と色を調和させながら描写をするというのはすごく難しいです。
目の前の風景を、光と色その両方で捉えた新鮮な印象が
シスレーの作品にはあります。

展示を見ていたおばさまが
「影の色がきれいね〜」とおっしゃっていましたが、
まさしくその通りで、暗部の表現が抜群にうまいです。
目につきやすい明るい所から見逃しがちな暗い所まで、
見事に調和させています。

タッチも油絵にありがちな「どうだー」といった、
筆の走った感じがないですね。
風や雲、水のゆらぎ、木々や草花、それぞれに必要充分な注意を払って、
それらに合ったタッチで素直に筆を置いてるのが分かります。

海外にもたくさん作品があるようなので、
それらを取り寄せて、ぜひ、またどこかやってほしいですね。