『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』の感想など_03

少し間が空きましたが、本の感想の続き。

西崎氏が三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に
ワンサくんのキャラクターを売り込む件があります。
三和だから逆から読んで「ワンサ」くん。

すごいのは、
これはワンサくんのアニメがあったから、
三和銀行に売り込んだのじゃなくて、
三和銀行に売り込むために
「ワンサ」という名にしたということらしいです。

その上で、虫プロでアニメ化しましょう、歌も作りましょう。
キャラクターは、三和銀行のマスコットとして、
カレンダーにするもよし貯金箱にするもよし、様々に使ってください。
という営業を銀行の宣伝部にかけた。

アイデアもすごいですが、実現させた営業力もすごい。
1枚いくらで描いてる人間からするとスケールが違います。
やっぱり銀座で接待しないとダメですかね〜(笑)

こういうアイデアが当時の日本にどのくらい
あったか知りませんが、まだ珍しいことだったと思います。
もしかしたら、西崎氏はヨーロッパに逃亡してた時期も
あったから、そちらで何かヒントを得たのかもしれない。

結局、アニメは制作に凝りすぎたこともあって
商業的には失敗だったようですが、
キャラクタービジネスとしては、一定の成果はあったようです。

後に、三和銀行は費用の見直しもあって、
キャラクターを同じ白い犬のスヌーピーに変更します。
ワンサくんは記憶にないのだけど、この辺りから記憶にあります。
なぜならこの銀行カードがいまだに手元にあるから。
なかなか、かわいいデザインです。